「もっと早く出会っていれば…!」
そんな気持ちになるほど感動した、算数が楽しく学べる絵本“さんすうだいすき”。

この記事では我が家のリアルな体験を交えながら、「さんすうだいすき」について詳しくレビューしていきたいと思います♪
(なお、本記事作成にあたり出版元の「日本図書センター」さまより写真掲載の許可を得ています。)
ぜひ最後までご覧ください♪
この記事はこんな人におすすめ
・「さんすうだいすき」の内容や対象年齢について詳しく知りたい人
・「さんすうだいすき」を実際に活用した体験談に興味がある人
・子どもの算数の力を楽しく伸ばしてあげたいと思っている人
・「さんすうだいすき」を購入しようか迷っている人

“さんすうだいすき”ってどんな本?
商品概要・特徴
- 著者:遠山啓
- 対象年齢:幼児〜小学校低学年向け
- 出版社:日本図書センター
- 価格:各巻 2,640円(税込)・全10巻セット 26,400円(税込)
全10巻構成で、それぞれの巻に算数の基礎となる重要な概念が散りばめられています。

長新太さんが表紙を、安野光雅さんが本文絵を担当されており、とても味わい深いイラストも素敵です!
各巻の内容
それぞれにテーマがあり、少しずつステップアップしていく構成になっています。

以下、公式のカタログよりまとめてみました↓
巻数 | タイトル | 主なテーマ | おおよその対象年齢 |
第1巻 | どちらがおおきい? | 量 | 3~4才 |
第2巻 | なかまあつめ | 集合・対応 | 4~5才 |
第3巻 | かずってなんだ?① | 0から5まで | 4~6才 |
第4巻 | わける まとめる | 分析・総合 | 5~7才 |
第5巻 | えあわせ でんこうニュース | 方眼 | 5~7才 |
第6巻 | かずってなんだ?② | 6から99まで | 5~7才 |
第7巻 | くりあがり くりさがり | くり上がり・くり下がり | 6~7才 |
第8巻 | おおきなかず | 100から1000まで | 6~7才 |
第9巻 | はかってみよう | cm・dl(単位) | 7~8才 |
第10巻 | かけざんをやろう | かけ算 | 7~8才 |


大人が読んでも「なるほど…」と、興味深く楽しめる内容が詰まっています。
購入してよかったこと◎
“いつの間にか”算数を楽しく学べる
この本の最大の魅力は、“いつの間にか”算数を楽しく学べるところ。
たとえば、第1巻「どちらがおおきい?」では対象年齢が3~4才となっており、大小の比較等に関するシンプルな問いかけから始まりますが、読み終わるころには不等号も学べるようになっています。

不等号を本格的に小学校で習うのは3年生から。
「勉強感覚」でなく、絵本の中で自然に算数の様々な考え方に触れられます◎
いろんな楽しみ方がある
ことばの意味をつかむところから始まり、かけ算までの算数の基礎が全10巻で習得できるこのシリーズ。
- 絵本(読み物)として
- 計算ドリルの一つとして
- つまずいたときの参考書として
など、いろんな使い方ができるので、子どもの性格や算数への理解度に合わせて効果的に活用できます◎
また、第4巻「わける まとめる」や第5巻「えあわせ でんこうニュース」では、方眼を使った位置関係の考え方が学べるのですが、本をコピーしてカードを切り取ると、パズル感覚で楽しめると思います。
算数だけじゃない。考える力・表現力も育つ
正解・不正解を重視するのではなく、自然と「なぜそう思ったのか」、「どうやって考えたのか」という力が育っていく仕掛けが、ページの至るところに詰め込まれています。
たとえば第2巻「なかまあつめ」では、「なかまはずれはどれ?」という問題が色々な角度から出題されており、考え方によって答えが複数あることも学べます。

親子で読むと、子どもの意外な考え方を知ることもできたりして楽しいですよ♪
自分の考えを言葉にして説明する練習にもなります◎
我が家の場合
「おうちあそび勉強法」著者ぎん太くんのお母さんが紹介されていたのをきっかけにこの本を知り、息子が年長になったばかりの春に「今更買うのは遅いかなぁ…」と迷いつつも購入。
現在小1となり、約1年間で第6巻まで読み進めました。
今はややペースダウン中ではありますが、公文でくり上がり・くりさがりに苦戦した際には第7巻「くりあがり くりさがり」の考え方を参考にしたり、計量カップに興味が出た際は第9巻「はかってみよう」の一部を読んでみたりと、その時々の興味や関心によって絵本を活用できるので、全巻まとめて購入してよかったです!

対象年齢も参考に設けられてはいるものの、上限を超えた年齢で読んでも学びは得られると思います。
△ポイントを強いてあげるなら…
年齢や状況により、読むときに親のフォローが必要
子どもの年齢や状況により…ですが、問いかけが多くそれに対する考えを共有することで学びがより深まる本なので、やっぱり親がそばで読み進めるスタイルが理想ではあります。

忙しいときやワンオペ中はちょっと厳しいかもしれませんが、少しでも一緒に読める時間があれば、親子での関わりも深まって一石二鳥だと思います◎

【まとめ】“さんすうだいすき”で子どもの「考える力」に火がつく!
ただの算数絵本じゃない。
このシリーズは、子どもの「なんで?」「どうして?」という気持ちに寄り添いながら、“考える力”を育ててくれる本でした。

一度読んだら終わり、ではなく何度も繰り返し読める“長く使える”知育絵本として、本当に価値ある一冊(いや、十冊)でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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